「あげくの果てのカノン」という漫画がヤバイほど面白い!最終回迎えた感想

今回紹介するのは、個人的に衝撃を受けた作品

主人公がとにかくヤバイです

その作品は、もう完結していますが、「月刊!スピリッツ」にて掲載されていた『あげくの果てのカノン』という漫画です

それでは早速紹介していきたいと思います

あげくの果てのカノンとは?

漫画の基本的な情報としては、

『あげくの果てのカノン』 作者 米代 恭

小学館から出版されており、月間!スピリッツにて掲載されていました。

巻数は全部で5巻(完結ずみ)

ざっくりいうと、不倫SF漫画

あげくの果てのカノンの魅力

あげくの果てのカノン』は「ゼリー」と呼ばれる謎の異星人が襲来し、都市機能を失ってしまった東京が舞台。

主人公の高月かのんは高校時代に同じ部活に入っていた先輩の境宗介に一方的に思いを寄せるヤバめなストーカー女子。

境宗介は、ゼリーと戦う国家の特殊部隊「SLC」に所属し、国民的ヒーローとしてテレビでも取り上げられ、

国民から絶大な人気を誇っていました。

そんなカッコよくて人気もある先輩は実は既婚者。

しかしかのんは思いを寄せ続ける・・・・

そんな妄信的な少女であるかのんが恋心を貫く事で、先輩と先輩の奥さん、それから友達、そして東京、様々なものに影響し、影響されて、最後はかのんにとってはハッピーエンドを迎える作品となっています

最初に読んだときは、なんて怖い・・・と衝撃を受けました

SFものかな?と思ったら恋愛、しかも不倫でしたからね

でも単純に不倫をしてるかというと、そうとも言い切れない部分もあって、

ゼリーにやられて「修繕」すると人間が変わったように意識も変わり、愛情も好みも変わるため、

一時は奥さんを今まで通り愛せなくなってしまったんですね・・・

そこはSFじゃないとできない設定だなと思いましたね

SFじゃないとただの心変わりですからね

主人公かのんがヤバイ!存在意義が先輩??

主人公のかのんは見た感じ可愛らしい女の子ですが、

その中身はとんでもなくヤバイストーカー妄信女です。現実にいたら通報されかねません。

そこまでヤバイことに手を出しているわけではないですが、既婚者の、しかもほとんど接点がない先輩に対して

とにかく好きという感情が溢れまくっている時点でだいぶヤバイです。

先輩を好きでいることにしか意味を見出せない人間であり、生きる意味全てであるかのような振る舞いをします。

友達も、家族も、何もかも、先輩に比べたら順位は下。

何よりも優先すべきものは先輩なのです。

一度高校の時に振られてから8年間、振られてもずっと先輩のことを見つめて必要としてきたかのん。

その思いは、先輩がたとえ昔の先輩じゃ無くなったとしても変わりませんでした。

弟との恋??家族なのに思いを寄せ続ける弟

かのんには優秀な弟がいます。

かのん自身は弟に対して、というより先輩以外のものに対してそこまでの興味を抱いていないので、

普通の姉と弟という感じでしたが。

しかし徐々に姉のかのんの恋愛に対して干渉してくる弟。

その理由はかのんの事がずっと好きだったから、というのが後に本人が告白してわかるのですが、

あっさりかのんに振られます。

かのんのどこがそんなに・・・と思いましたが、様々な恋愛が描かれているなぁと思う点でした。

最終回のあらすじと感想

お店に来る境先輩と接点を持ち、先輩が心変わりしたことで一時は両思い的な関係に発展しましたが、

先輩の奥さんに発覚し東京中を巻き込むヤバイ展開になっていきます。

そして再び先輩の心変わりによって捨てられたかのん・・・10年間離れて暮らした結果、

最後は先輩と再会したところで終わります。

かのんの恋心が再び動き出した、という風に書かれているので、

おそらくはまた、かのんと先輩は付き合うことになるのではないかな〜と期待しています

個人的にはメリーバッドエンドみたいなハッピーエンドだと思います。

本人たちにとって幸せであれば、外野が何を言おうと、何を想おうと、そんなの関係ないんですよね。

そう感じさせられる作品でした。

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